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2018年12月01日

2018/11/30 第48回日本創傷治癒学会にて当社COO杉本が登壇いたしました。

11/30 第48回日本創傷治癒学会にて、当社COO杉本が登壇いたしました

【VRバーチャルリアリティがもたらす低侵襲創傷治癒】
2018 年 11 月 30 日(金) 10:10〜10:40
イイノホール&カンファレンスセンター4F 第 2 会場(RoomA)
(東京都千代田区内幸町2-1-1 飯野ビルディング)
http://procomu.jp/jswh2018/pdf/jswh2018_kyoiku_seminar.pdf


司会:竹之下誠一(福島県立医科大学 学長兼理事長)
講師:杉本 真樹(HoloEyes 株式会社 COO)

【抄録】創傷治癒において外科解剖の理解は重要である。現在はCT/MRI/US などから 3D 再構築した画像に頼っているが、これを固定された平面モニタで閲覧するだけでは、実際の創傷 部位や臓器の立体関係・奥行きなどを空間認識したり、画像と術野・手術器具との位置関係 を十分に理解するのは困難である。
この課題を解決する技術として、画像データと現実空間を統合して評価できる、VR 仮想 現実、AR 拡張現実、MR 複合現実が注目されている。CT/MRI の各臓器形状データを、ポ リゴンデータとして抽出し、実空間座標と統合して提示することで、まるで空中に浮いてい るように立体臓器モデルを体感できる。位置センサーを搭載したヘッドセットや、透過型ウェアラブルグラスにより、患者体内に没入したような感覚が得られ、複数 人が同時に同一空間で臓器形状や手術プロセスを直感的に体感できる。これらは既に手術 計画やシミュレーション、治療支援、医学教育やトレーニングの場で、低侵襲性や技術精度 の向上、時間短縮や教育効果、誤認回避に貢献している。VR/AR/MR 技術はすでに市販済 みの安価なデバイスでもすぐに活用できるため、創傷治癒学から外科手術においてもスタ ンダードな技術革新となる可能性を示唆している。

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