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2024年06月24日

Holoeyes MD

欧州内視鏡外科学会でOR Ready Award受賞 〜手術患者の安全性や手術結果の改善、環境負荷の低減に対する貢献に評価

2024年6月11日(火)~14日(金)、オランダのマーストリヒトで開催された第32回欧州内視鏡外科学会(2024 32nd international congress of the European Association for Endoscopic Surgery:EAES) において、帝京大学冲永総合研究所Innovation Labの末吉巧弥助教と弊社代表取締役CEOの杉本真樹の発表演題 「Enhancing the Depth Perception of Robotic Surgeons: Development of a VR-HMD Visual System」 が、OR Ready Awardを受賞しました。

 

手術患者の安全性や手術結果の改善、環境負荷の低減に対する貢献に評価

OR Ready とは、世界中の医療専門家や団体が協力し、手術患者の安全性と手術結果を改善するための国際的な取り組みのことです。全世界の病院に安全な手術環境の整備を呼びかけ、患者の安全性向上に寄与しています。
今回受賞した演題では、Holoeyes株式会社と帝京大学冲永総合研究所、リバーフィールドとの共同研究成果の一部である、ロボット外科医の深度知覚を強化する国産の手術支援ロボット「SAROA」(リバーフィールド株式会社)を使用した、VR-HMD視覚システムを開発について取り上げています。
VR-HMD視覚システムは、リアルタイムで3D手術映像をVR-HMDへ表示し、外科医の没入感と深度知覚を向上することが期待されます。内視鏡手術に使用するディスプレイがVRヘッドセットに変われば、複数の大型ディスプレイが不要になり、手術室スタッフの動線が確保され、安全性の向上と準備時間の短縮をもたらします。さらに、ロボット手術のコンソールが小型化できる点で、エネルギー消費を削減することや物理的資源の使用を最小化することができるため、製造および廃棄の環境負荷の低減も期待されます。このことから、手術患者の安全性や手術結果の改善に加えて、環境負荷の低減にも寄与することが評価され、OR Ready Award 受賞となりました。

 

Holoeyesは今後も最新テクノロジーを積極的に医療に取り入れ、「医用画像と医療知見を空間的に再現・共有し医療の最適化を実現する」という弊社のミッションの推進を加速させていくとともに、当社の取り組みや最新医療に関する情報を発信していきます。

 

欧州内視鏡外科学会(EAES)
内視鏡外科および低侵襲外科手術の科学的進歩と普及を目的として1990年に設立されました。内視鏡手術、腹腔鏡手術、ロボット支援手術などの低侵襲手術技術の発展を促進し、これらの技術の教育と訓練を提供することを目指しています。学会は定期的に国際会議を開催し、最新の研究成果や技術の共有を行い、内視鏡外科の分野における専門家や研究者のネットワークを構築し、内視鏡外科手術の標準化と質の向上に貢献しています。


関連リンク:

第32回欧州内視鏡外科学会(EAES 2024 Maastricht)
OR Ready とは
帝京大学冲永総合研究所
Holoeyesの研究成果が国際学会で評価、Travel Grant Awardを受賞

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